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今回はX線についてです!
「じゃぁ、写真を撮りましょうか。」
医療機関に行くと気軽に言われますよね。
でも・・・
そんなにしゅっちゅうX線浴びてもいいのかな?
なんて思っていませんか?
1.X線とは?
X線とは目に見える光(可視光線)よりも波長の短い光で、可視光線よりも強いエネルギーを持ち、人体や物体を通り抜ける性質を持っています。その時どんな物質を通り抜けるかで通り抜け方が違います。その違いをフィルムに移しこむと通り抜けた物質の内部の様子がわかるのです。その際に組織や細胞に影響を及ぼす事もあるのです。
2.X線写真による被爆はどのくらい?
X線による放射線被爆は気にする事はありません。とは言われてもどのぐらいのなのでしょうか?この被爆量と言うのはシーベルトと言う単位で表します。
実際には写真の撮る部位や取り方によってかわるのですがおおよその数字です。
1.胸部X線写真 0.1 ミリシーベルト
2.断層写真 7〜20 ミリシーベルト
3.胃透視 15 ミリシーベルト
3.これは多いの?少ないの?
こんな数字を並べても多いのか少ないのか判断できませんよね。と言う事で自然に浴びる放射線はどのくらいの量なのでしょうか?
1.日常生活一年分 1〜2.5 ミリシーベルト
2.飛行機の乗務員一年分 3 ミリシーベルト
3.ブラジルのカラパリ市で一年分 10 ミリシーベルト
ブラジルのカラパリ市というのは地球上で最も被爆量が多いと言われています。自然に浴びる放射線は宇宙から降ってくる宇宙線や地中にある鉱物、食べ物や水、空気と言ったものに含まれているのです。
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4.じゃぁどれだけ浴びると危ないのかな?
では、どれぐらい浴びるとどんな事が起こるのでしょうか?
1.精子の一時的減少 150 ミリシーベルト
2.白血球の一時的減少 500 ミリシーベルト
3.消化器症状(吐気・嘔吐) 1000 ミリシーベルト
4.白内障 2000 ミリシーベルト
5.妊娠への影響(初期) 100 ミリシーベルト
6.悪性腫瘍の発生 1000 ミリシーベルト
と言う感じみたいです。広島、長崎での被爆者の追跡調査では50ミリシーベルト以上の被爆で40年間で悪性腫瘍の発赤頻度が1%前後上昇したと言う報告もあります。
5.ではどう考えればいいのでしょうか?
X線被爆と言う医療行為による被爆は避けられるのであれば避けるべきです。でも、被爆量としては決して多いものではありません。X線だけに限らず、医療行為というものにはいい面と悪い面が必ずあります。
もし、いい事しかない医療行為というのがあれば、それは医療と言う狭い世界の中ではなく、皆さんの日常生活の中ですでにやられているでしょう。だっていい事しかないんですから、悪い事はない、つまり危険性は無いのですから、わざわざ医療機関でやる必要はありません。
例えばラジオ体操なんてのどうでしょう。危険性はほとんど無く、身体をああやって動かすのはいい事ばかりのような気がします。だから健康と言うものに関係していますが、いわゆる医療行為というのとは少し違いますよね。
メリットとデメリット両方があるからこそ、医療機関で行うのです。危険性があるから医療行為なのであり、だから皆さんが自己防衛のためにもその危険性をよく知る事が大切なのです。
私たちは医療行為のデメリットとデメリット、危険性を考慮しても、それ以上にご本人にとってメリットのある有益な行為なら事やるべきだと、提案するのが仕事です。
とうことで、「X線写真を撮ると被爆をして危ない」などという誤解を招くような知識不足の偏った報道を時々見かけますが、そんなものに惑わされる事なく、メリット・デメリットの両方を勘案して自分に有益であれば撮るべきでしょう。
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