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肺癌死亡6万人を超す!
昨年の人口動態統計の結果が出ました。
厚生労働省は6月に2005年の人口動態統計数を発表しました。
1.昨年の全死亡者数は100万、うち32万 は癌で死んでいます!
昨年は全死亡者は108万4012人で癌による死亡者は32万5885人で、前年より5527人の増加だったそうです。
癌による死亡者は30.1%で3人に1人は癌でお亡くなりになっている事になります。
2.癌の部位別では肺癌がトップです。
死亡者の中で最も多いのは肺癌でした。男性4万5187人、女性1万6871人で前年から計2136人の増加です。
2番めは胃癌です。男性3万2637人、女性1万7669人で、前年と比較して256人の減少でした。
3番めは大腸がんです。男性2万2148人、女性1万8679人で前年と比較して785人の増加です。
その他肝がん、計3万4260人、前立腺がん9263人、乳がん1万720人と続いています。
3.やはり早期発見です!
ところで、死亡人数で肺癌が胃癌を抜いてから、だいぶたちました。肺癌の脅威が新聞などの報道でもよく見かけます。そのせいなのか、時々患者さんから「肺癌を中心に健診をして欲しい。」と、言われるのですが、その理由を聞くと「胃癌は少なくなっているから大丈夫なんでしょ?」って言われます。
大変な誤解と思うのですが、あくまでこれは死亡した人間の数が肺癌に増加傾向があって、胃癌に低下傾向があると言う事であって、胃癌という病気自体がなくなっているということではありません。
胃癌が治るようになってきたのは、先輩医師たちの努力によって早期発見と低侵襲の治療方法が進められた結果です。進行した胃癌も昔より成績はよくなっていますが、全てが完全治癒できると言うものではありません。ですから早期発見ということが本当に重要なのです。
また、身体全部が元気ではじめて健康と言えるのですから、肺癌だけ注意すればいいとか、胃癌で死ぬ人は減っているから胃癌の検査はしなくても良いという結論は全くの見当違いです。
健康診断は必ず受けるようにしましょう。先端医療も低侵襲の治療も早期であればこそ受けられるものなのです。 |
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4.禁煙しましょう!
人口動態に関連して、肺癌死亡者が増えているということですが、禁煙による肺癌リスクの効果については全く異論がないところとです。
今喫煙している方も早期の禁煙によって肺癌罹患のリスクを非喫煙者レベルまで下げる事も可能です!
4.COPD(慢性閉塞性肺疾患)
タバコの被害は肺癌だけではありません。心臓疾患などもありますが、COPDというのも忘れてはいけません。
長い年月をかけて少しずつタバコは肺を壊していきます。タバコが気管支や肺に炎症をおこして呼吸困難となるのです。
徐々に悪化していくので気が付いた時にはかなり進行している事があります。町中で見かけませんか?酸素ボンベをを押しながらそこから伸びた酸素チューブを鼻にしている人を・・・
外に出歩ける方はまだ良い方です。ひどくなるとベッドから動くのも食事をするのも息苦しくて疲れちゃって・・・
喫煙者の2割の方は症状を発症します。患者数は推定530万人。推定と言うのは、少しずつ悪くなるので気が付かないんですよね!
癌と同様に早期発見が重要です。胸部X線写真やCT、呼吸機能検査等で診断をします。
喫煙の害は癌だけじゃないのです。COPDも大変な問題です!
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